初めに!
外壁塗装の業者を選ぶ場合の注意点
外壁塗装の業者を選ぶ場合には、注意点があるので、
まずその点から解説したいと思います。
その注意点とは、悪質な外壁塗装の業者が多いという点です。

上のグラフからわかるように、外壁塗装の被害相談件数は毎年5,000件を超えており、
多い年は8,000件ほどとなっています。
この件数は、1日あたりに換算すると15件から20件ほどになります。
この事から、外壁塗装の業者を選ぶ場合は、
信頼できる業者に依頼することが重要だと言えます。
しかし、一般の方々は外壁塗装の業者をほとんど知らないと思います。
CMで外壁塗装の業者の広告が流れることも、ほとんどないと思います。
ですので、一般の方が信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ事は難しいと思いますので、 次に信頼できる外壁塗装業者を選ぶ方法について解説したいと思います。
信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ方法
信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ方法として、簡単な方法があるので、
その方法を紹介したいと思います。
それは、外壁塗装業者の一括見積もりサービスを使う方法です。

外壁塗装業者の一括見積もりサービスとは、
外壁塗装業者とは別の第三者機関が、
依頼者の地域の数社の外壁塗装業者に対して、同時に料金の見積もりを依頼するサービスです。
外壁塗装業者の一括見積もりサービスのほとんどは、無料で利用することができます。
この外壁塗装業者の一括見積もりサービスには、多くの外壁塗装業者が登録されていますが、 外壁塗装業者が一括見積もりサービスに登録するためには、 厳正な審査を通過する必要があります。
ですので、外壁塗装業者の一括見積もりサービスには、 基本的に信頼できる外壁塗装業者のみが登録されているという事になります。
また、このサービスを利用すると、依頼者はそれぞれの外壁塗装業者の提示した料金を比較できるので、 安い業者を選ぶ事ができるメリットもあります。
一括見積もりサービスを利用するメリットのまとめ
外壁塗装業者の一括見積もりサービスを利用すると、 信頼できる業者に依頼する事ができますし、また複数の業者の料金を比較することができるので、 費用の安い業者を見つけることができます。

外壁塗装業者の一括見積もりサービスを利用する場合は、主に2つのメリットがあるので、 とてもおすすめのサービスですが、 外壁塗装業者の一括見積もりサービスは、たくさんあります。
一括見積もりサービスはたくさんある
外壁塗装業者の一括見積もりサービスはたくさんあるので、 次にそれらの一括見積もりサービスの中で、 どのサービスを選べば良いのかが問題になってきますが、 本サイトでは、多くの方々に利用されている一括見積もりサービスが、 最も信頼性が高いだろうと判断しています。
ですので、本サイトでは外壁塗装業者の一括見積もりサービスの中で、 とても実績の多い業者を紹介したいと思います。
札幌市の外壁塗装一括見積もりサービスおすすめ3選

NO1.ヌリカエ

NO2.外壁塗装の窓口

(出典元:https://gaiheki-madoguchi.com/)
サービス名 | 外壁塗装の窓口 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
対応地域 | 全国(札幌市対応) |
特徴 |
|
公式サイト |
外壁塗装の窓口は、月間利用者数が30万人以上なので、
国内トップクラスの実績があります。
ですので、外壁塗装の窓口もとてもおすすめです。
また、お断り代行制度とは、依頼する業者が決定した場合に、 他の業者を断る時に、外壁塗装の窓口の相談員が、 お客さんに代わって、お断りの連絡をしてくれる制度です。

NO3.外壁塗装の案内所

(出典元:http://www.tosou-mitumori.com/lp04r/)
サービス名 | 外壁塗装の案内所 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
対応地域 | 全国(札幌市対応) |
特徴 |
|
公式サイト |
外壁塗装の案内所の総利用者数は、100万人以上なので、
外壁塗装の案内所もとても多くの実績があります。
ですので、外壁塗装の案内所もとてもおすすめです。
また、外壁塗装の案内所では、業者からの営業電話は一切ありません。
また、見積もりの段取り、現地調査の日時調整、一括見積もり後の質問・要望、
値下げ交渉、お断りの連絡など、全て担当者が代行してくれます。
ここからは、外壁塗装に関連する情報を解説したいと思います。
外壁塗装中に留守にしてもいいの?

外壁塗装中に留守にしてもいいの?
外壁塗装中に留守にしても、基本的には問題がありません。
外壁塗装は室外の工事なので、
室内に入る必要はないため、1日中留守でも作業ができます。
しかし、家を留守にする場合は、
マナーとして、窓のカーテンを閉めましょう。
カーテンが開いていると、中の生活の様子が見られてしまうので、
作業員も気まずくなります。
窓のカーテンを閉めて、プライバシーを保護しましょう。
また、家を留守にする場合は、
全ての窓の施錠をしておきましょう。
これは、防犯の観点と、高圧洗浄時に、
室内に水が入るのを防ぐためです。
ですので、高圧洗浄を行う日を把握しておいた方が良いでしょう。
工事工程表を入手すれば、
高圧洗浄を行う日を把握できます。

外壁塗装の工事中に留守にできない時とは?

1.足場を組み立てる前
外壁塗装をするためには、足場を組み立てる必要がありますが、
足場を組み立てる時に、その障害となるものがある場合に、
その場所を移動しなくてはなりません。
しかし、それを作業員が勝手にすると、
あとからトラブルになる可能性があるため、
足場を組み立てる前には、
基本的に立会人が必要となります。
また、障害物を移動する場合は、
元に戻す時に位置がわからなくなったら困るので、
作業員は移動前の状態を、写真で記録します。

2.完了検査時
塗装が終わった後に、完了検査が行われますが、
この時に仕上がりのチェックを行います。
このチェック時に、立会が必要です。
立会人が、しっかりと仕上がりをチェックして、
塗装が問題なく完了したことを確認します。
この確認を行うことで業者としては、
後から塗装に関するトラブルが発生するのを、防ぐことができます。

工事期間中は空き巣に注意が必要
足場が組まれている状況では、
2階やベランダからの侵入が容易になります。
また、足場に養生シートが設置されている場合は、
養生シートが侵入者を隠してしまうので、
侵入しやすくなります。
ですので、足場が組まれている状況では、
空き巣が侵入しやすいです。
ですので、外壁塗装の工事期間中は空き巣に注意が必要です。
ですので、工事期間中に留守にする場合は、2階の窓もしっかりと施錠した方がよいですし、
夏の暑い時期でも同様です。
暑いからといって、
2階の窓を開けっ放しで、留守にしてはいけません。

外壁塗装の工事は土日祝日に行われるの?
外壁塗装の工事は、
月曜日から土曜日に行われることが多いです。
日曜日・祝日は休みになる場合が多いのですが、
しかし工事の進行具合によっては、
日曜日・祝日でも工事が行われる場合があります。
しかし、日曜日・祝日に工事が行われると都合が悪い場合は、
事前に連絡をすれば、対応してもらえます。
外壁塗装のトラブル

契約・金銭に関するトラブル

1.違約金の請求
業者と契約した後に、契約の取り消しを求めると、違約金を請求されたケースがあります。
しかし、飛び込み営業で契約した場合は、
契約した日から8日以内であれば、
クーリングオフの制度が利用できます。
クーリングオフの制度とは、
訪問販売で契約の申し込みや契約の締結をした後に、
8日以内であれば無条件で契約の申し込みを撤回・解除できる制度です。
ですので、飛び込み営業で契約した場合で、
かつ契約した日から8日以内であれば、
無条件で契約の申し込みを撤回できます。
また、このようトラブルを防ぐために、
外壁塗装の契約は、しっかりと考えてから行いましょう。

2.見積書の説明をしてくれない
見積書の説明をしてくれないという事は、
なにかやましい事があるからかもしれません。
見積書は費用に関わる重要なものなので、
それについて説明をしてくれないという事は、
この業者は信頼性が疑われます。
契約する時は、このような業者を選ばないように、
注意する必要があります。

3.追加費用を請求された
契約時の決め事とは別の請求をしてきた場合は、
お金を払う必要はありません。
しかし、業者がしつこく請求してくる場合は、
国民生活センターや住まいるダイヤルへ相談してみましょう。

4.営業マンが強引に契約を迫る
外壁塗装の営業マンは、
キャンペーン中だとか、大幅値引きするだとか、
モニター価格になるだとか、
今だと安くなるだとか、このよう言って巧みに契約をとろうとする場合があります。
また、訪問販売による被害相談件数は多いので、
営業マンのトークには、十分に気を付けた方が良いと思います。

塗装後のトラブル

1.塗装後の外壁の色がイメージと違う
「選んだ塗料の色と、外壁に使われている塗料の色が違う」というトラブルがあります。
しかしこれは、基本的に業者側が使う塗料を間違えたから起きるのではなくて、
色の見え方が違うことで起きます。
同じ色でも、見る場所や状況によって、
違って見えます。
同じ色でも、室内で見る場合と太陽光の下で見る場合で見え方が変わります。
また、人間には目の錯覚があるので、
色に関しても、面積効果(面積によって同じ色でも色味の見え方やイメージが変わる効果)のように、
同じ状況で見たとしても、色の見え方が変わります。
ですので、このようなトラブルが起きないように、
外壁塗装の色の選び方について、知っていた方が良いと思います。

2.塗装後すぐに塗料が剥がれた
下塗りの時に使う塗料の量が不足していたり、
高圧洗浄を十分に行っていなかったり、
外壁材と塗料が適合していない場合は、
塗装後すぐに塗料が剥がれる事があります。
しかし、保証期間内であれば、
このようなトラブルが発生した時は、
保証により無料で直してもらえます。
しかし、業者によっては保証がついていないので、
契約する時は、保証が付いているのかどうかを、しっかりと確認しましょう。

3.関係ない部分まで塗装されている
まず、塗装箇所について書かれた書面を見て、塗装予定箇所を確認しましょう。
そして、予定通りに塗装されていない場合は、
業者のミスなので、業者に直してもらいましょう。
業者によっては、配管などを勝手に塗装して、
マスキングの手間を省く場合があるので、注意が必要です。

4.業者の技術力が低い
業者の作業員によっては、
塗装能力が低くて、塗料が関係ない所に飛びちってしまう場合があります。
ですので、外壁塗装の業者を探す場合は、信頼できる所を選ぶことが重要です。

ご近所さんとのトラブル

1.足場の組み立てや解体の音がうるさい
足場の素材は金属なので、
足場を組む時に、金属がぶつかる音がしてしまいます。
また、足場をハンマーで叩く場合もあるので、
うるさくなる場合があります。

2.塗料のニオイが室内に入ってきた
夏のように気温が高い季節に外壁塗装の工事をする場合は、
ご近所さんは家の窓を開けている事があります。
もしも、窓を開けている時に、塗装の工程を行っていると、
塗料のニオイがご近所さんの家の室内に入る可能性があります。

3.路上に業者の車が止まっていて邪魔
家の前の道路が、狭い場合は業者の車が止まっていると、 他の車が通行できなくなる場合があります。

その他のトラブル

1.敷地内に塗料が付着してしまった
工事中に塗装をする時に、スプレーで吹き付ける場合は、
スプレーが飛散してしまいますし、ローラーで塗る場合は、
塗料が飛び散ってしまいます。
これは、ある程度は仕方のないことなので、
どうしても塗料を付着させたくない場所がある場合は、
業者に頼んで養生をしてもらいましょう。
また、塗料が隣の家の敷地内に入る場合もあります。

2.高圧洗浄をしている時に室内に水が入ってきた
高圧洗浄をしている時に室内に水が入ってくる理由としては、
窓や鍵の閉め忘れや、
建物が歪んでしまい窓を閉めても隙間が生じている場合などがあります。
窓を閉めても隙間が生じている場合は、事前に業者に伝えておく必要があります。

3.足場をいつまで経っても解体しない
家に足場が組まれていると、
泥棒が足場を使って2階から侵入してくる可能性が発生するので、
ちょっと不安に感じるかもしれません。
しかし、外壁塗装の工事は、雨が降っているとできない場合がありますが、
雨天がいつまでも続く場合があります。
ですので、工事の期間を長引かせたくない場合は、
塗装をする季節を工夫することで対策ができます。
雨が降りやすい梅雨の季節を避けたり、
台風の季節を避けたりすることで、
工事の期間が予定通りになる可能性が高まります。
しかし、天候に関係なく、業者側の事情で工事が長びく場合もあります。

4.足場が倒壊する
台風のように、強力な風が吹くと、
足場が倒壊する場合があります。
足場を組んでいる状態で、台風が来る時は、
業者は足場の倒壊対策として、足場の強度を強くするために補強をしたり、
メッシュシートを畳んだり、壁当てをしっかりと固定させたりします。
しかし、それでも足場が倒壊する場合があります。
ですので、足場の倒壊を避けたい場合は、
台風の季節である夏の時期の工事を避けた方が良いでしょう。
ベランダの外壁塗装・防水塗装

ベランダの塗装の種類
ベランダの塗装の種類は2種類あります。
1つは外壁塗装で、もう1つは防水塗装です。
ベランダの壁は外壁塗装を行いますが、
床については防水塗装を行います。

ベランダの防水塗装の必要性
ベランダは、屋根のように斜めになっていないので、
防水塗装をしないと、雨水が床材にしみ込んでしまう可能性があります。
それが酷くなると、雨水が室内に漏水してしまいます。
ですので、防水塗装は必要ですが、
防水塗装をした後は、床の防水機能は時間の経過と共に低下するので、
定期的なメンテナンスが必要になります。

ベランダの防水塗装の種類
ベランダの防水塗装の種類は2つあります。
1つはウレタン防水塗装で、もう一つはFRP防水塗装です。

1.ウレタン防水塗装
ウレタン防水塗装は、
継ぎ目なく塗装ができるメリットや価格が安いメリットがあります。
また、速乾性にも優れているので、
短い工期で施工ができます。
しかし、ひび割れなどの経年劣化が起こりやすかったり、
耐久性が弱いといったデメリットもあります。

2.FRP防水塗装
FRP(繊維強化プラスチック)は防水性が強く、
また耐熱性・耐食性・耐候性もあり、
多くの機能がある素材です。
また、密着性が強いので剥がれづらいですし、
速乾性も高いです。
しかし、FRP防水塗装は費用が高かったり、
固くて伸縮性が少ないので、木造には施工できないデメリットがあります。

ベランダ塗装のタイミング

1.塗装の剥がれ
トップコート塗料が剥がれている状態だと、 本来の防水機能が発揮されませんし、 劣化がどんどん進行していくので、 適切に対処する必要があります。

2.変色
トップコートが変色している場合は、 経年劣化が進んでいると判断できます。

3.ひび割れ
ベランダの床にひび割れが生じていると、
そこから雨水が入り込んでしまいます。
そうなると、急速に劣化が進んでいくことになるので、
早めの対処が必要です。

4.膨れ
ベランダの床に膨れが生じている場合は、
その部分の塗膜が薄くなっているので、
劣化が進んでいます。
ですので、膨れている場合は、
防水機能が低下していると考えられます。

5.サビ
ベランダの手すりは、金属が使われていますが、
多くの場合金属の表面は塗装されています。
しかし、経年劣化が進むと、手すり表面の塗膜の隙間から雨水が入り込み、
内部の金属が錆びる場合があります。
サビが酷くなると、
手すりが折れたり崩れてくるので、
サビが見つかった場合は、早めの対処が必要です。

6.カビ・コケ
ベランダの塗装が剥がれると、
その部分にカビやコケが発生する場合があります。
ですので、カビやコケが発生しているのは、
塗装が劣化しているサインだとみることができます。

7.チョーキング現象
外壁の表面に白い粉のようなものが付着している状態がチョーキング現象です。
紫外線により、塗膜が分解されると、
チョーキング現象が発生します。
チョーキング現象は、経年劣化のサインです。

8.コーキング剤の劣化
コーキング剤が劣化していると、
その部分に雨水が入り込み、急速に劣化する可能性があります。
劣化が進むと、大掛かりな補修が必要になる場合があるので、
コーキング剤が劣化している場合は、
早めの対処が必要です。

ベランダの防水塗装を行う時期

1.建物の外壁塗装を行う時
建物の外壁塗装を行う時に、
同時にベランダの防水塗装を行えば、1度の工事で済むので、
合理的です。
両方の工事を同時に行えば、
手間も費用も抑えることができます。

2.劣化が進んでいる場合
ベランダの床の劣化が進むと、
雨水が侵入する場合がありますが、
そうなると、室内を含めて建物の内部が急速に劣化する可能性があるので、
ベランダの床の劣化症状(ひび割れ、膨れ、変色、剥がれなど)が進んでいる場合は、
ベランダの防水塗装の1つのタイミングです。
また、室内に雨漏れが発生している場合は、
劣化が進んでいると考えられます。

ベランダの塗装に必要な費用
ベランダの塗装に必要な費用は、
だいたい5万円から50万円です。
価格に幅がありますが、
それは工事の内容によります。
工事には、ベランダの外壁塗装と防水塗装の両方を行う場合や、
どちらか片方のみを行う場合があります。
ベランダの外壁塗装と防水塗装の両方を行う場合の価格は、
15万円から50万円くらいです。
また、ベランダの外壁塗装だけの価格は、15万円から30万円くらいです。
また、ベランダの防水塗装だけの価格は、5万円から30万円くらいです。
また、ベランダの防水塗装では、トップコートと防水層の塗装がありますが、
劣化状況によっては、トップコートの塗装のみでも十分な場合があります。
トップコートのみの防水塗装の場合は、5万円くらいになります。

ベランダの手すりは塗装した方がいいのでしょうか?
ベランダの手すりは塗装した方がいいと言えます。
その理由は、ベランダの手すりを塗装することで、
手すりが錆びるのを防ぐことができるからです。
ベランダの手すりは、雨が当たりやすい場所です。
水には、物を溶かす作用があるので、
ベランダの手すりは、劣化しやすい場所です。
ですので、ベランダの手すりは、定期的に塗装した方が良いでしょう。

ベランダの防水塗装の施工工程

1.下地処理
ベランダの床を高圧洗浄し、場合によっては補修をして、 下地を平坦にしていきます。

2.防水塗装
下地処理が終わると、次にローラー・ハケを使い、
塗料を塗布して防水層を作っていきます。
2度塗布すると、防水層に厚みがつきます。

3.トップコート
トップコートとは、仕上げで施工する塗料のことです。
トップコートを塗布することで、
紫外線から防水層を保護し、耐久性を上げることができます。
防水塗料を使った外壁塗装

防水塗料とは?
防水塗料は、防水機能が高い塗料や弾性塗料のことです。
弾性塗料は、ゴムのように伸縮性を持った塗料です。
弾性塗料は、ひび割れが起きづらいという特徴があります。
また、外壁塗装の通常の塗料は、3度塗りを行っているので、
ある程度の防水性があるのですが、
防水塗装は、通常の塗料よりも防水機能が高いです。

弾性塗料を使うメリット

1.ひび割れしにくい
弾性塗料は伸縮性があるので、ひび割れしにくいです。
建物は、車が通る時や地震の振動を受けますが、
振動を受け続けていると、次第に建物にひびが入ってきます。
通常、建物にひびが入ると塗装もひびが入ってしまい、
雨水の侵入の原因になります。
しかし、弾性塗料は伸縮性があるので、
建物にひびが入っても、ダメージを軽減してくれます。

2.モルタル外壁の劣化を抑える
モルタル外壁は、ひび割れが起きやすい素材です。
しかし、モルタル外壁に弾性塗料を使うと、
ひび割れが発生しても、弾性塗料がダメージを抑えてくれます。

弾性塗料を使うデメリット

1.耐用年数が比較的短い
弾性塗料の耐用年数は、10年くらいです。
通常の塗料では、種類によっては耐用年数が15年以上になるので、
弾性塗料の耐用年数は、比較的短いです。

2.膨らむ場合がある
弾性塗料は、通気性が低いので、
年月の経過と共に、湿気により塗装が膨らむ場合があります。
また、弾性塗料は熱に弱く、熱を受けると柔らかくなるので、
熱が原因で膨らむ場合もあります。

3.施工が比較的難しい
弾性塗料は、水分が残っている状態で塗装すると、
膨らむ原因になってしまいます。
弾性塗料は専門的な知識が必要なので、
施工が比較的難しいです。

防水機能の必要性
戸建ての建物は、木造のものが多いので、
建物の内部に雨水が侵入すると、急速に劣化が進みます。
ですので、建物の劣化を防ぐために、
塗料の防水性が必要な場合があります。

弾性塗料の種類
弾性塗料は、高弾性塗料と微弾性塗料があります。
高弾性塗料は、20℃の場合に120%以上伸びます。
エラストコートの高弾性塗料の場合は、
最大で250%伸びますし、耐用年数が15年以上になります。
一方で微弾性塗料は、20℃の場合に50%から100%程伸びます。

防水塗装での仕上げ方法

1.単層弾性仕上げ
単層弾性仕上げは、下塗りをした後に、弾性塗料を2回から3回塗って仕上げるものです。
戸建ての建物では、単層弾性仕上げが行われることが多いです。

2.複層弾性仕上げ
複層弾性仕上げでは、
下塗りをした後に、弾性塗料を2回塗って、
更にその上に通常の塗料を2回から3回塗って仕上げるものです。
合計で、5回から6回塗っているので、
塗膜に厚みがあることから、単層弾性仕上げよりも防水性が高いのですが、
しかし費用も高くなります。

3.微弾性塗料仕上げ
微弾性塗料仕上げは、微弾性フィラーと言われる下塗り材を塗ってから、
通常の塗料を1回から2回塗って仕上げるものです。
微弾性塗料仕上げは、3つの仕上げ方法の中で、
一番防水性が弱いです。
外壁塗装の営業トークに注意

安易な契約は避ける
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多く存在します。
外壁塗装の被害相談件数は、年間に5,000件以上となっているのが現状です。
また、外壁塗装の料金は、ケースバイケースで変わります。
それぞれの壁の状況が違いますし、劣化状態も異なるため、
外壁塗装の料金体系は不透明です。
ですので、このような状況をいいことに、悪徳業者は法外は金額を提示する場合があります。
ですので、外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多く存在するので、
安易な契約を避けることが重要になります。

こんな営業トークに要注意

例1.今はキャンペーン中になります!
「今はキャンペーン中なので、安くなりますよ」と言われると、
チャンスだと思って、契約したい気持ちが出てくるかもしれません。
しかし、実際はこれはただの営業トークの場合が多く、
元々高い金額を設定しているだけの可能性が高いでしょう。
外壁塗装の業界は、価格競争がかなり激しいので、
簡単に値下げはできないはずですから。

例2.モニター価格にできますよ
これは、モニター商法と言われるものです。
モニター価格にするので、
それと引き換えに家の画像をホームページに載せる、といったものです。
「モニター価格になるので、安くなりますよ」と言って、
契約させようとします。
しかし実際は、モニター価格と言っているのに、
値引きしていないケースがあります。
モニター価格なのに、安くなっていない場合があるので、
要注意です。

例3.足場代を無料にしますよ!
足場代は、10万円から20万円くらいするので、
結構高額なため、
「足場代を無料にしますよ!」と言われると、
かなりお得に聞こえると思います。
しかし、これもただの営業トークです。
10万円から20万円の金額を、簡単に無料にできるはずはありません。
足場代を無料にする代わりに、
別の作業代を高くされる可能性があります。
ですので、このような営業トークにも要注意です。

例4.今契約すると値引きしますよ!
これも、安さを売りにして、契約させるための営業トークです。
値引きすると言っておいて、
実際に値引きされていない場合が多いです。
外壁塗装の費用は、簡単に値引きできないはずなので、
値引きするという話は、デタラメの可能性があります。

要注意の営業トークまとめ
外壁塗装では、安さを売りにする営業トークは、
信頼性が低いという事です。
実際に、費用相場よりも安い費用にできたとしても、
安物の塗料が使われている可能性もあります。
ですので、安さを売りにする営業トークをしている業者は避けた方が良いでしょう。
ところで、本サイトでは3つの一括見積もりサイトを紹介しています。
それらのサイトを利用すると、信頼できる業者を紹介してもらえます。
ですので、悪質な営業トークを避けたい場合は、
本サイトで紹介している一括見積もりサイトがおすすめです。
また、悪質な営業トークを避けるためには、
外壁塗装の費用相場を知っておくことも重要です。

信頼できる外壁塗装業者かどうかを判断するポイント

1.見積書が分かりやすい
見積書には、使用する塗料やそのメーカーが記載されているかどうか、
また工程ごとに細かく書かれているかなど、
分かりやすく記載されているかどうかをチェックします。
外壁塗装一式〇〇円など、大雑把に書かれていては、
詳細がわからないので、
不安だと思います。
見積書が大雑把だと、
依頼者のことをしっかり考えてくれている業者なのか疑問が生じます。

2.実績が多い
今までに、どのくらいの利用者がいるのかで、
信頼できる業者かどうかが判断できます。
外壁塗装の施工数が多いほど、経験値が高いと言えます。
実績があるのかどうかを判断する方法は、
その業者の従業員の数や存続年数の長さがポイントになります。
従業員の数が多く、また存続年数が長い業者は、
実績が多いと判断できます。

3.保証がある
外壁塗装の業者によっては、保証がない場合があります。
外壁塗装に使われている塗料によっては、
耐用年数が10年以上になっていますが、
しかし、10年以上の塗料を使っていたとしても、
雨の日に塗装をするなど、塗り方に問題があって、
2年くらいで劣化して剥がれてくる可能性も否定はできません。
ですので、保証があるのかどうかは、
重要なポイントです。
3年程度、もしくは3年以上の保証がある業者が良いでしょう。

信頼できる営業マンとは?

1.外壁塗装に関する資格を持っている
外壁塗装に関する資格には、塗装技能士、
外装劣化診断士、外壁診断士、窯業サイディング塗替診断士、外壁塗装マイスターなどがあります。
これらの資格を持っているということは、
外壁塗装に関する知識が多いということになるので、
外壁塗装の資格を持っている営業マンは、
信頼性が高いと言えます。

2.具体的な説明・提案をしてくれる
外壁塗装に関する知識が多くないと、
具体的な説明・提案をすることができません。
ですので、具体的な説明・提案をしてくれるということは、
外壁塗装に関する知識が多いとわかるわけです。
このような営業マンは、信頼性が高いと言えます。
また、外壁塗装の状態によっては、
保険や保証により、無料で外壁塗装を行うことができます。
ですので、保険や保証についても言及してくれる営業マンは、
信頼性が高いです。

3.外壁をしっかりチェックしてくれる
外壁塗装の見積もりを行う場合は、
その前に外壁をしっかりチェックする必要があります。
チェックをするためには、1時間から1時間半くらいの時間がかかります。
それにも関わらず、短時間でチェックを終わらせる営業マンは、
お客さんの事よりも、
契約をとることばかり考えている可能性があります。
一方で、具体的なチェック箇所を、お客さんと一緒に見てチェックしてくれたり、
画像で示してくれる営業マンは、
信頼感が高いと言えるでしょう。

4.見積書について詳細に説明してくれる
見積書は、外壁塗装の費用に関するものなので、
重要なものです。
しかし、素人には見積書を見ても、わからないところが出てきます。
ですので、見積書について、
お客さんがわかるように詳細に説明してくれる営業マンは、
信頼性が高いと言えます。

信頼性に欠ける営業マンの場合は断る
外壁塗装の費用は高額です。
また、外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多く存在します。
外壁塗装の被害相談件数は、
年間に5,000件以上となっているのが現状です。
これらのことから、外壁塗装を依頼する業者は、
慎重に決めるべきです。
ですので、信頼性に欠ける営業マンの場合は断った方が無難でしょう。
外壁塗装業者の選び方

選び方1.一括見積もりサイトを利用する
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が混じっています。
ですので、悪徳業者を避けることが大切になります。
その簡単な方法として、一括見積もりサイトの利用があります。
一括見積もりサイトに業者が登録するためには、
厳正な審査を通過する必要があります。
ですので、悪徳業者はその審査を通過することができないため、
一括見積もりサイトに登録されている業者は、基本的に優良な業者になります。
また、一括見積もりサイトを利用すると、複数の業者による見積もりがとれるので、
費用が安い業者を選ぶことができます。
このように、一括見積もりサイトを利用すると、 悪徳業者を避けることができる点と、費用が安い業者を選べる点の2点大きなメリットがあるので、 本サイトでは一括見積もりサイトの利用をおすすめしています。

一括見積もりサイトの選び方
一括見積もりサイトの選び方の主なポイントは、
実績、担当者がどこまでしてくれるかの2点です。
一括見積もりサイトによっては、
月間の利用者数が60万人以上にもなります。
このように、利用者数が多いと、信頼性が高いでしょう。
また、一括見積もりサイトの担当者は、
サイトによっては、業者とのやり取り(見積もりの段取り、
現地調査の日時調整、一括見積もり後の質問・要望、値下げ交渉、
お断りの連絡など)を全て代行してくれます。
業者の営業トークを聞きたくないような方の場合は、
担当者が全て代行してくれるサイトが適しています。

選び方2.許可・資格があるか否か

1.塗装技能士
塗装技能士は、技能検定制度(国家資格)の一種で、
都道府県職業能力開発協会(問題作成などは中央職業能力開発協会)が実施する資格です。
また、塗装技能士は、1級、2級、3級の級数に分かれています。
1級は実務経験が7年以上必要なので、
比較的難易度が高いです。
塗装技能士の1級、2級の資格を持っている作業員のいる業者は、
ポイントが高いです。

2.外壁診断士
外壁診断士の資格は、
一般社団法人全国住宅外壁診断士協会が認定する民間資格です。
外壁診断士の資格は、外壁の性能と課題に対処する専門的な知識を有していて、
また依頼者に公正なアドバイスや提案ができる能力がある者に与えられます。
外壁の塗装をする前には、外壁の修理・補修をする必要があるので、
外壁診断士の資格を持っている者がいれば、
的確な作業を行うことができるという事になります。
また、外壁診断士は、構造性能、耐火性能、耐久性能、快適性能、経済性能の5点の観点から、 外壁を診断できるので、外壁診断士の資格を持っている者がいれば、 信頼性の高い塗装ができると言えるので、ポイントが高いです。

3.外装劣化診断士
外装劣化診断士は、一般社団法人住宅保全推進協会が実施していて、
建物の外装(屋根や壁など)の劣化状態を、
正確に診断するための知識と技能を有している者に与えられる資格です。
外装劣化診断士は、外壁の構造、防水、
建築材料(外壁材、塗料)、外壁の劣化状態に関する知識を有しています。
外壁の劣化を的確に判断できれば、
塗装の前に行われる外壁の修理・補修を適切に行うことが可能となります。
ですので、外装劣化診断士の資格を持っている者がいれば、ポイントが高いです。

選び方3.ホームページから業者の実体が読み取れる

1.そもそもホームページを持っていない
それぞれの会社では、だいたいホームページがありますが、
ホームページの内容を見ることで、
その会社がどのような会社なのかを判断することができます。
しかし、業者の中には、そもそもホームページを持っていない所もあると思います。
ホームページを持っていない業者は、信頼性に疑問が生じます。
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多いことを考慮すると、
このような業者は、避けた方が良いと思います。

2.代表者のプロフィールが書かれている
また、ホームページの中に、多くの場合代表者のプロフィールが書かれています。
しかし、悪徳業者の場合はどうでしょうか。
会社名や代表者名は、知られたくないと思うでしょう。
ですので、悪徳業者の場合は、
ホームページにわざわざ代表者のプロフィールは書かないでしょう。
ですので、悪徳業者を避けるために、
代表者のプロフィールが書かれているのか否かも、
外壁塗装の業者を選ぶ場合の判断材料になります。

3.業者の規模・存続年数を見る
業者の従業員の数や存続年数を見ると、
業者の実績や信頼度がわかります。
従業員の数が多く、また存続年数が長い業者の方が、
実績が多いので、信頼性が高いと言えます。

選び方4.保証が充実している

1.保険に加入しているかどうか
外壁塗装の業者が、建設工事保険や請負業者賠償責任保険に加入していれば、
工事中に建物が破損したり、放火、火災、盗難、
第三者によるいたずらなどによる様々な損害に対して、
補償するのが建設工事保険です。
このように、外壁塗装の業者が、建設業者向けの保険に入っていると、
予期せぬ損害が生じても、保証で賄うことができます。

2.工事後の保証がしっかりしているかどうか
お店で電化製品を買うと、保証が付いているように、
外壁塗装でも保証が付いていると安心です。
外壁塗装をしてから、1年から2年くらいで、
塗装が剥がれる可能性も、否定はできません。
人為的なミスで、塗料を間違える可能性だって全くないとは言い切れません。
ですので、外壁塗装の保証が付いていると安心ですが、
外壁塗装の保証期間は、5年から10年の場合が多いです。

選び方5.自社施工業者かどうか
外壁塗装の依頼を受けた業者が、
自社施工業者ではなくて、下請け業者を使う業者の場合は、
依頼主と施工主とのやり取りの内容が、
下請け業者まで、しっかりと伝達されていない場合があります。
ですので、工事の品質が低下する恐れがあります。
また、施工主が下請け業者を使う場合は、
中間マージンと言われる手数料が発生します。
この手数料が、外壁塗装の費用に追加される事になります。
ですので、外壁塗装の依頼を受けた業者が、 自社施工業者ではない場合は、 工事の品質が低下する恐れがある点と、 中間マージンの分費用が増える点の2つのデメリットがあるので、 自社施工業者だと、ポイントが高いです。

選び方6.見積書が詳しく書かれているのかどうか
見積書には、使用する塗料やそのメーカーが記載されているかどうか、
また工程ごとに細かく書かれているかなど、
詳しく記載されているかどうかが大切です。
外壁塗装一式〇〇円など、大雑把に書かれていては、
詳細がわからないので、不安になってしまいます。
見積書が大雑把だと、
依頼者のことをしっかり考えてくれている業者なのか疑問が生じます。
ですので、見積書を見ることで、業者の実体・質が垣間見えます。
ですので、見積書が詳しく書かれている業者は、
ポイントが高いです。

選び方7.外壁塗装業者の種類

1.外壁塗装の専門業者
外壁塗装の専門業者ということは、
外壁塗装の実績が多いと考えられます。
また、外壁塗装に詳しい業者なので、
信頼性が高いと言えます。
しかし、外壁塗装の専門業者であっても、
下請けを使っている場合があるので、
その場合は、費用が高めになります。
外壁塗装の専門業者は、総合的に判断すると、
ポイントは高いです。

2.ハウスメーカー
ハウスメーカーとは、主に新築工事を行っているメーカーです。
ハウスメーカーにお世話になっている依頼主の場合は、
外壁塗装もハウスメーカーにお願いしたいと思うかもしれません。
ハウスメーカーは、大手メーカーの場合が多いので、
信頼性が高いからです。
また、ハウスメーカーだと保証をしっかり付けてくれるので、
その点は安心感があります。
また、悪徳業者ではないと、ほぼ断定できるので、
その点も安心です。
しかし、ハウスメーカーが外壁塗装を行う場合は、
工事は下請け業者が行う事になります。
また、ハウスメーカーに依頼する場合は、
間接的に広告費もかかるので、費用が高くなるデメリットがあります。
ですので、ハウスメーカーに依頼するのは、
ポイントは高くなりません。
ところで、新築の時にハウスメーカーにお世話になっている依頼主の場合は、 ハウスメーカーの保証で、外壁塗装を行ってもらえる場合があるので、 その場合は、ハウスメーカーに依頼するべきです。

3.ホームセンター
ホームセンターでも、外壁塗装を依頼できる場合があります。
ホームセンターは、大手企業が多いので、
安心感があると思います。
また、悪徳業者ではないと、ほぼ断定できるので、
その点も安心です。
しかし、ホームセンターは、ハウスメーカーのように、
下請け業者を使う事になるので、
中間マージンが発生しますし、また間接的な広告費もかかるので、
ハウスメーカーのように、費用が高くなるデメリットがあります。
ですので、外壁塗装をホームセンターに依頼するのは、
ポイントは高くなりません。

4.リフォーム業者
リフォーム業者とは、外壁塗装に限らず、
建物の外装・内装工事などのリフォーム工事を行っている業者です。
リフォーム業者に依頼する場合は、
外壁塗装のついでに、屋根の補修工事などの別のリフォーム工事ができるメリットがあります。
しかし、リフォーム業者の場合は、
ホームセンターと同様に、
自社施工を行っていないので、その分費用が高くなります。
ですので、リフォーム業者に依頼するのは、
ポイントは高くなりません。

5.訪問販売業者
訪問販売業者は、自社で外壁塗装をせずに、
外壁塗装を下請け業者にまかせる事になります。
ですので、中間マージンが発生するので、費用が高めになります。
また、訪問販売業者は、トラブルが多いです。
リフォームに関する被害相談の大部分が、訪問販売での契約に関するものとなっています。
ですので、訪問販売業者に依頼するのは、
ポイントが低くなります。
火災保険を使うと外壁塗装が無料になる

火災保険を使うと外壁塗装が無料になる理由
建物の所有者が、火災保険に加入している場合に、
災害によって外壁が破損してしまった場合は、
火災保険が適用されると、補修費用を保険会社が全額払ってくれます。
また、火災保険が適用されるためには、いくつかの条件があります。

外壁塗装に火災保険が適用される条件

条件1.外壁の破損原因が災害による場合
外壁塗装に火災保険が適用されるためには、
外壁の破損原因が災害による場合です。
ここでいう災害とは、火災、自然災害(風害、雪害、豪雨など)です。
風害とは、強風、台風、竜巻による被害です。
雪害とは、大雪、ひょう、落雪による被害です。
豪雨とは、雨、洪水、高潮、土砂崩れによる被害です。
水害、窃盗、騒擾(集団によって起こされた騒ぎや秩序の乱れ)は、
契約内容によって異なります。
また、地震による火災や破損は、火災保険には適用できません。
地震による火災は、地震保険に入っていないと補償が適用されません。
一方で、落雷による火災や破損は、火災保険が適用される可能性が高いです。

条件2.被災から3年以内に申請する
外壁塗装に火災保険が適用されるのは、被災から3年以内のみです。
この申請期限は、保険法により決められているので、
どの会社の保険でも、申請期限は一緒です。
また、申請したのが被災から3年以内だからといって、
必ずしも保険の適用になるとは限りません。
被災から保険の申請までの期間が長くなると、
被災の原因が災害であると示すことが難しくなっていきます。
ですので、火災保険の申請は、早ければ早いほど良いです。
また、火災保険が適用されることを知らずに、
自費で工事を行ってしまった場合に、
申請から3年以内であれば、保険を申請することができます。
しかし、この場合も被災の原因が災害であると示すことができないと、
保険が適用されません。

条件3.補修費用が火災保険の免責金額以上である
補修費用が、それぞれの保険会社で定められた規定額(免責金額)よりも低い場合は、
火災保険の適用外になります。
また、免責金額は、契約内容によって異なりますが、
一般的には20万円ほどです。

損害保険会社から保険金が支払われるまでの流れ
- step1.外壁塗装業者に見積書を依頼する
- step2.保険会社に申請書を提出
- step3.保険会社による現場調査
- step4.審査
- step5.保険金の支払い
火災保険が適用されるためには、被災から3年以内に申請する必要があります。
ですので、この点を事前に確認しておきます。
また、保険会社に申請する前に、
外壁塗装業者に損害箇所の見積書を依頼します。
その理由は、保険の申請書を提出する時に、
修理内容の見積書が必要になるからです。
書類が揃えば、保険会社に申請書を提出します。
その後、保険会社が現場調査をして、
保険の適用対象なのかどうかを判断します。
そして審査が通れば、
保険金が支払われます。
また、保険会社に申請してから、保険金が支払われるまでの期間は、
保険法により30日以内と定められています。

火災保険を利用した悪徳業者に注意
自己負担が無料になる事をやたらとアピールしたり、
保険金請求の代行を訴えるような業者は、
注意が必要です。
悪徳業者によっては、高額な手数料やキャンセル料を請求してきます。
また、保険会社に虚偽の申告をして、
保険金の額を釣り上げようとします。
このような悪徳業者を利用しないように注意する必要があります。

火災保険を使っても保険料は上がらない
火災保険を使って、外壁塗装の費用が支払われると、
翌年から保険料が上がると思われるかもしれません。
しかし、火災保険を使っても、基本的に保険料は上がりません。
火災保険を使っても、特にデメリットはないので、
安心して火災保険を使って良いと思います。
防音塗料を使った外壁塗装

2つの防音の方法
防音には、遮音と吸音の2つがあるので、 それらについて解説したいと思います。

1.遮音
遮音とは、音を遮断して外部に音が透過しないようにする事です。
音は、空気の震えが耳で聞こえるものですが、
その震えを物を使って跳ね返したり、遮断することで防音できます。
鉄、コンクリート、石膏などのように、
密度が高い物質ほど、音を反射する力が強くなります。

2.吸音
吸音とは、特定の素材を使って音を吸収することで、
音を小さくする事です。
吸音材を使うと、音の反射が起きづらくなります。
吸音材には、ミニソネックス、グラスウール、ウレタンスポンジ材など、
小さな穴がたくさん空いている素材があります。

3.防音のためには遮音と吸音の両方を行うと効果的
遮音と吸音のどちらか一方のみだと、 防音効果が弱い場合がありますが、 それらの両方を行うと、効果が高くなります。

防音塗料「ガイナ」とは?
外壁塗装の塗料の中には、
防音効果のあるものがあります。
その代表的なものがガイナです。
ガイナはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の技術を応用して開発されたセラミック塗料です。
ガイナの特徴は、防音性の他にも、
断熱性、耐久性にも優れている点です。
また、ガイナは水性の塗料なので、
環境にも優しいです。
また、ガイナの防音効果は、
5から10デシベル程度と言われています。
ちなみに、テレビの音は60デシベルほどです。

防音塗料で外壁塗装をするメリット

1.防音リフォームよりも費用が安い
防音リフォームは、大掛かりな工事になるため、
費用が高くなり、1室で150万円以上の費用がかかります。
しかし、防音塗料で外壁塗装をすると、
平均的には通常の塗料よりも価格が高めになるだけなので、
それほど大きな出費にはなりません。

2.生活への影響があまりない
防音リフォームだと、工事中はその部屋が使えなくなりますが、 防音塗料による外壁塗装だと、建物の外部での工事となるため、 室内への影響はあまりありません。

防音塗料で外壁塗装をするデメリット

1.費用が高くなる
防音塗料で外壁塗装をする場合は、通常の塗料で外壁塗装をする場合よりも、
費用が高くなるケースが多い点です。
通常の塗料の価格は、1,500円/㎡くらいからですが、
防音塗料の価格は、3,000円/㎡くらいからです。

2.塗装の表面がマットになる
ガイナの塗料を使うと、 ツヤのないマットな仕上がりになります。
台風シーズンに外壁塗装をしたらどうなるの?

台風に限らず雨が降ったり塗装はできない
台風に限らず雨が降ったら塗装はできません。
塗料が乾く前に、雨水が付いてしまうと、
塗料が流れてしまったり、綺麗な仕上がりになりません。
また、塗料が水で薄まってしまうと、
塗料本来の機能が発揮されず、劣化しやすくなります。

台風が来たら足場はどうなるの?
台風が来たら、足場が倒壊する可能性はゼロではありません。
外壁塗装の工事中に台風が来る時は、
業者は足場倒壊の対策をします。
足場の強度を強くするために補強をしたり、
メッシュシートを畳んだり、
壁当てをしっかりと固定させたりします。
これらを行うことで、通常は足場の倒壊の心配はありません。
しかし、台風の威力は場合によっては、とても強くなるので、
対策をしても足場が倒壊する危険性があります。

台風がきた場合の工事への影響
強風により、屋根瓦、タイル、雨樋、雨戸などのパーツが、
飛ばされる場合があります。
ですので、その場合は外壁塗装の他に、
飛ばされたパーツの補修をしなくてはならなくなります。
そうなると、工事の期間が長引く事になります。

台風被害は火災保険が適用される場合がある
火災保険は、風害や豪雨などの自然災害で適用されます。
ですので、火災保険をかけている場合は、
台風被害を受けた後に、保証してもらうことが可能です。

台風シーズンの外壁塗装はあまり適していない
台風シーズンの外壁塗装は、足場が倒壊する可能性があります。
また、台風シーズンは夏ですが、
夏は気温が高くなりすぎて、塗料を塗るのにあまり適した気温ではありません。
また、夏は湿度が高くなるので、塗料が乾くのが遅くなるデメリットもあります。
台風シーズンの外壁塗装は可能ではありますが、
しかしそれらの理由で、あまり適してはいません。
外壁の色の選び方

外壁の色の選び方

1.面積効果に注意
面積効果とは、色の錯覚(対象の客観的事実を違ったものに知覚すること)の一種です。
実は、全く同じ色であっても、小さい面積で見る場合と、
大きな面積で見る場合では、違う色に見えます。
これが面積効果です。
カタログで色を見る時は小さな面積ですが、
外壁の色を見る時はとても大きな面積なので、
カタログで選んだ色で、外壁塗装を行った後に、
カタログの色と外壁の色が違って見える事になります。
また、明度の高い色は、面積が広くなると明るく鮮やかに見え、
明度の低い色は、面積が広くなると暗くくすんで見えます。
ですので、色を選ぶ時は、色の錯覚に注意する必要があります。

2.屋根・窓枠・ドアなどの色との相性に注意
外壁の色と屋根・窓枠・ドアなどの色との相性が悪いと、
違和感が生じてしまいます。
ですので、外壁の色を選ぶ場合は、
屋根・窓枠・ドアなどの色との組み合わせを、
イメージしながら選ぶ必要があります。
また、更に周りの家の色との組み合わせも、考えた方が良いでしょう。

3.周りの家の色との組み合わせに注意
外壁塗装を行う家の周りの家の色合いも考慮することが望ましいです。
もしも、周りの家の外壁などの色合いが、
地味な感じのものが多い場合に、目立つ色で外壁塗装を行ってしまうと、
自分の家が浮いて見えてしまう可能性があります。
ですので、周りの家の色との組み合わせに注意して、
周りの家の色と調和した色を選ぶことが望ましいです。

4.色の見本を正しく見る
外壁塗装の色を選ぶ時は、カタログサンプルの色を参考にすると思いますが、
パソコンでカラーシュミレーションをしたり、
パソコン上で他の家の外壁を参考にする場合があると思います。
しかし、パソコンのミニターで映し出された外壁の色は、
モニターの種類や、モニターの色の設定により変わってしまいます。
ですので、パソコンを使った色選びは、注意が必要です。
外壁塗装の色を選ぶ理想的な方法は、
太陽光の下でカタログサンプルを見る方法です。
太陽光の下でカタログサンプルを見る場合と、
室内で蛍光灯の下で見る場合とでは、
厳密には見え方が違います。
色は、当たる光によって、
見え方が異なるという性質があります。
外壁は、太陽光の下で見るので、
カタログサンプルも、太陽光の下で見ることが望ましいです。
また、カタログサンプルの色の候補が決まったら、
それを実際に外壁に当て、確認するのが効果的です。
そうすることで、仕上がりのイメージがしやすくなるでしょう。

5.ツヤ加減を考える
外壁のツヤ加減によっても、家の雰囲気が変わります。
ですので、外壁塗装ではツヤ加減選びも大切ですが、
ツヤ加減は、外壁塗装の業者が調節するわけではありません。
使う塗料を選んだ時点で、ツヤ加減は決まってしまいます。
ですので、ツヤ加減は塗装前に、しっかりと決めておくことが重要です。
また、ツヤ加減は、つや消し、3分、5分、7分の中のどれかになります。
また、他の家のツヤ加減を見る場合は、
ツヤが最も輝く太陽光の下で見るのが望ましいです。

6.外壁の影も参考にする
外壁の色の候補になっている色の家を見つけた場合に、
その家の屋根などの影になっている部分が参考になります。
影になっている部分は、曇っている日の壁の見え方です。
日が当たって明るい部分と影になっている部分の両方を見ておくことで、
色選びの失敗を回避することが可能です。

7.軒天の色は白が基本
軒天とは、軒天井(のきてんじょう)、軒裏天井(のきうらてんじょう)、
軒裏(のきうら)などとも言われますが、
外壁から突き出した屋根の部分の裏側の天井の部分のことを言います。
軒天の塗装では、白が基本です。
白は、外壁や屋根の色を問わずに、
相性が良い色となるので、とても無難な色となります。
また、白と言っても、色々な種類があります。
銀白色(ぎんはくしょく)、乳白色(にゅうはくしょく)、
胡粉色(ごふんいろ)、白練(しろねり)、
雪色(せっしょく)、卯の花色(うのはないろ)、生成色(きなりいろ)、
魚肚白(ぎょとはく)、月白(げっぱく)、白土(しらつち)などがあります。
軒天の色はあまり重要ではないと思いますが、
白を選ぶ場合は、より好みの白色を探すのも良いでしょう。
また、黄色や黒、クリーム色にするケースもあります。
また、軒天の色を決める場合に、
外壁の色との組み合わせも重要です。
また、軒天が劣化していない場合は、
クリア塗装も有効です。
軒天の材料が木材の場合は、
木材の色を活かすために、
クリア塗装をするのも良いでしょう。
ところで、軒天の塗装に選んだ色を、
実際に塗装した後に見ると、
選んだ色と実際に塗装した色が、違って見える場合があります。
これは、日の当たり方が違うことで生じます。
ですので、軒天の色を選ぶ場合は、
軒天の部分は日陰になることを考慮して、
仕上がった状況をイメージしながら、選ぶことが重要です。

8.景観ガイドラインに注意
景観ガイドラインとは、街の景観を守るために、
市区町村が建物の外観の色を限定する指針です。
例えば、神戸市の東部山麓住宅地の景観ガイドラインでは、
「自然やまちになじむ、素材・テクスチャー・色彩を用いる」と定められています。
ですので、外壁塗装をする前には、
景観ガイドラインが定められていないかどうかを、確認しましょう。

外壁の色の汚れやすさ・色褪せなどを考慮する

1.白や黒は汚れが目立ちやすい
外壁の汚れの目立ちやすさは、
外壁の色に関係します。
汚れの色と外壁の色が、同系色だと汚れが見立ちにくくなります。
ですので、外壁の汚れの色について考えてみたいと思いますが、
汚れには、砂、土埃、煤煙、黄砂などがあります。
汚れの色の大部分は、中間色(各色相の最も彩度が高い色である純色に灰色を加えた色)になります。
ですので、白や黒は、汚れが見立ちやすくなります。
一方で、グレイ系やクリーム系の色は、
汚れが見立ちにくくなります。

2.色褪せしやすい色・色褪せしにくい色
色褪せとは、色が薄くなる、
または美しさやみずみずしさなどがなくなる、新鮮みがなくなるという意味になります。
光の三原色である、赤・緑・青のように、
鮮明な色は色褪せしやすく、一方でグレイ系やクリーム系の色は、
色褪せしにくい傾向があります。
色褪せの原因は、主に紫外線によります。
紫外線により塗料が劣化することで、
色相が変化します。
外壁塗装の塗料には、色を付けるための顔料が含まれていますが、
顔料は大きく分けると、無機顔料、有機顔料の2つがあります。
無機顔料は落ち着いた色ですが、紫外線に強いので、色褪せしにくく、
有機顔料は鮮やかな色ですが、紫外線に弱いので、色褪せしやすいと言われます。
また、外壁の色を鮮明な色にすると、周りの家の色との調和が乱れる場合が多いですし、
また、鮮明な色は色褪せしやすいので、鮮明な色は外壁の色としては、
あまり向かないと言えるでしょう。

3.外壁の色は室内温度と関係がある
黒や紺などの明度が低い色は、日光を吸収しやすいので温度が上がりやすく、
また、白は日光を反射しやすいので温度が上がりにくいことが知られています。
真夏日の晴れた日に、黒い外壁の温度と白い外壁の温度を比較すると、
20度以上の差が付く場合があります。
ですので、断熱性の低い家の場合で、
外壁の色が黒や紺などの明度が低い色の場合は、
室内温度が高くなるケースがあります。

人気のある外壁色
人気のある外壁色は、 ベージュ、白、ブラウン、グレー、ブラックです。
また、この中でも特に人気のある色はベージュです。
ベージュは、白に暖色系の色が混ざっていますが、
温かみがあり、優しい印象になります。
また、ベージュはどのようなデザインの家とも相性が良いですし、
汚れが見立ちにくく、色褪せしにくいので、
外壁塗装に向いている色です。
また、白も人気の高い色です。
白は清潔感や高級感のある印象になります。
また、白には先程お伝えしたように、
銀白色(ぎんはくしょく)、乳白色(にゅうはくしょく)、
胡粉色(ごふんいろ)、白練(しろねり)、
雪色(せっしょく)、卯の花色(うのはないろ)、生成色(きなりいろ)、
魚肚白(ぎょとはく)、月白(げっぱく)、白土(しらつち)など、
多くの種類があるので、この点は忘れないように、注意が必要です。
屋根の色が青ければ青系の白、また屋根の色が暖色系ならば、
赤系の白というように選べば、屋根の色との組み合わせが良くなります。
また、ブラウンは、土の色に近いので、自然で落ち着いた色です。
淡色系ならば温かみのある印象になり、
濃色系なら上品な印象になります。
また、グレーは落ち着いていて爽やかな印象になります。
ライトグレーならば爽やかな感じになり、
ダークグレーならばモダンな感じになります。
また、グレーは汚れが見立ちにくく、色褪せしにくいというメリットもあります。
また、黒はモダンでかっこよく上品な印象となります。
しかし、周りの景観と合わない場合があったり、
外壁塗装の温度が上がりやすいので、ダメージを受けやすかったり、
室内温度が上がる可能性があるので、
この点は注意が必要です。

外壁の適切な配色パターン
外壁の色を、複数にする場合は、
配色のルールを知ることが重要です。
配色のルールを知ることで、違和感のない自然な仕上がりにすることができます。
逆に、配色のルールを知らないと、色選びがなかなか決まらなかったり、
塗装後に後悔する可能性があるので、事前に知っておいた方が良いでしょう。

1.モノトーンはどの色とも合いやすい
モノトーンとは、黒・白・グレーの無彩色の濃淡で構成されることです。
モノトーンはどの色とも合いやすい特徴があります。
また、モノトーンは他の色と組み合わせた時に、失敗しづらいので、
無難な色とも言えます。

2.同系色は合いやすい
モノトーン以外を使う場合に、同系色は合いやすいです。 また、同系色は失敗しづらいですし、色合わせを考える時間が短縮できますし、 大人っぽさが出せるメリットもあります。
また、同系色にはいくつか種類がありますが、 紫色と薄紫色、緑色と黄緑色というような、 色相が同じ組み合わせだと、かなり似た色になります。
また、赤色とオレンジ色、青色と水色というような、 隣り合っている色相の組み合わせも、似た色になります。

3.色の比率も重要
美しい配色の黄金比は、「70:25:5」と言われます。
70%はベースカラー、25%はメインカラー、5%はアクセントカラーです。
ですので、複数の色を組み合わせる場合は、
色の比率も考えた方が良いです。
また、ベースカラーは、グレーのような彩度が低い色が好まれ、
メインカラーは、その名の通り、中心となる色で、
アクセントカラーは、
ワンポイントでアクセントを持たせるときに使用する色で、
鮮やかな色も可能です。

外壁塗装の色選びに関するよくある質問
Q.選ぶ色によって塗料の価格は変わるの?

A.
基本的には、どの色でも同じ価格です。
しかし、複数の色を塗装する場合は、
単色の時よりも、価格が高くなります。
Q.汚れが目立たない色はどの色?

A.
中間色(各色相の最も彩度が高い色である純色に灰色を加えた色)は、
汚れが目立たない色と言われます。
ですので、グレイ系やクリーム系の色は、汚れが見立ちにくくなります。
逆に、白や黒は、汚れが見立ちやすくなります。
Q.色褪せしにくいのはどの色?

A.
落ち着いた色(彩度の低い色)は、外壁塗装の塗料として有機顔料が使われますが、
有機顔料は比較的紫外線に強いので、色褪せしにくいと言われます。
ですので、グレイ系やクリーム系のような、彩度の低い色は、
色褪せしにくい傾向があります。
Q.外壁塗装で無難な色はどの色?

A.
グレイ系やクリーム系の色です。
外壁塗装でこれらの色は、色褪せしにくいですし、
汚れが見立ちにくく、また周りの家の色と調和しやすいです。
Q.塗装の色によって虫が来たり来なかったりするの?

A.
はい。
虫は紫外線に反応すると言われています。
ですので、紫外線に反射しやすい白、青、紫は、虫が反応して、
紫外線が反射しづらい黒、ブラウン、グレーは、
虫が反応しないという事になります。
ですので、虫が気になる方の場合は、
黒、ブラウン、グレーのような色がおすすめです。
外壁塗装のゆず肌仕上げについて

ゆず肌仕上げとは?
ゆず肌とは、果物のゆずの表面のように、
凹凸のある状態のことです。
ですので、ゆず肌仕上げとは、
外壁の表面をゆず肌に仕上げることです。
ゆず肌仕上げは、人気があり多くの家で行われています。
また、ゆず肌仕上げは、バリエーションが多いというメリットがあります。

ゆず肌仕上げにする場合の注意点

1.色の相性がある
ゆず肌仕上げの外壁にする場合に、
黒やブラウンを選ぶと、ゆず肌の模様が目立たなくなります。
ですので、ゆず肌仕上げにする場合は、
白やベージュなど、淡色系の色を選んだ方が良いです。

2.汚れが付きやすい
ゆず肌仕上げは、表面に凹凸があるので、
その部分に汚れが付きやすくなります。
ですので、定期的な掃除が必要になる場合があります。

ゆず肌仕上げの施工方法
ゆず肌仕上げの施工方法には、スプレーを使う場合とローラーを使う場合があります。
スプレーを使う場合は、スプレーガンを使って、
塗料の粘度を調節しながらスプレーを吹き付けていきます。
ローラーを使う場合は、ゆず肌模様を付けるための専用のローラーを使います。
また、塗料の粘度を調節したり、ローラーを変えることで、
多種類の模様を作ることができます。

意図しないでゆず肌になる原因
ゆず肌仕上げにするつもりがないにも関わらず、
外壁がゆず肌になってしまうケースがありますが、
その理由の1つは、塗料の粘度が高すぎるからです。
他にもシンナーの乾きが早すぎる場合、
スプレーガンのエアー圧の調整が悪かったり、
スプレーガンの距離が遠い場合があります。
断熱塗料・遮熱塗料を使った時の効果

断熱塗料とは
断熱塗料とは、太陽光による熱が、建物内に入るのを防ぐ塗料のことです。
夏になると、外壁の温度は50℃以上になる場合があります。
外壁の温度が高くなると、その熱により建物内の温度も高くなるケースがありますが、
断熱塗料を使うと、外壁の温度が上がるのを抑えることができます。

断熱塗料の仕組み
断熱塗料には、2つの作用があります。
1つは、温度を上げない作用で、もう一つは熱を伝えにくくする作用です。
断熱塗料には、中空ビーズなどによって空気層ができ、
それにより熱の伝導を妨げる仕組みになっています。
また、外壁の温度が上がる原因は、太陽光の中の赤外線ですが、
断熱塗料には、赤外線を反射させる作用があります。

断熱塗料の効果

1.冷暖房費の節約
断熱塗料には、熱の伝導を妨げる作用があるので、
その作用により、外部の熱だけではなく内部の熱も伝わりにくいので、
室内の保温効果があります。
ですので、冬は暖房費の節約に繋がりますし、
夏は冷房費の節約に繋がります。

2.結露の発生を抑える
断熱塗料には、熱の伝導を妨げる作用がありますが、
その作用により熱の伝導が遅くなります。
このことで、外気温と室内温度の差が大きくなるのを防ぐので、
結露を抑えることができます。
結露を抑えることができれば、
カビの発生や木材の腐敗・劣化を防ぐことができます。

3.耐久性が高いので長持ちする
断熱塗料は他の塗料に比べると、費用が高くなりますが、
しかし耐用年数が長いという特徴があります。
外壁塗装に使われる普通の塗料の耐用年数は、
7年から15年くらいですが、
断熱塗料の耐用年数は、
だいたい15年以上になります。

4.防音効果がある
断熱塗料は他の塗料に比べると、
塗布部は厚くなる傾向があります。
ですので、断熱塗料を使うと、防音効果が高まります。

断熱塗料と遮熱塗料の違い
先程お伝えしたように、
断熱塗料には温度を上げない作用と熱を伝えにくくする作用がありますが、
遮熱塗料の場合は、温度を上げない作用はありますが、
熱を伝えにくくする作用はありません。
この点が、断熱塗料と遮熱塗料の違いです。
ですので、遮熱塗料は、保温効果がありません。
また、遮熱塗料は夏に効果を発揮しますが、
保温効果がないので、冬は効果がありません。

断熱塗料のデメリット

1.価格が高い
断熱塗料は耐用年数が長い傾向がある反面、
価格が高くなります。
外壁塗装でよく使われる塗料の価格は、1,500円/㎡から5,000円/㎡くらいですが、
断熱塗料の場合はだいたい3,000円/㎡以上します。

2.効果がわかりにくい
断熱塗料には、温度を上げない作用と熱を伝えにくくする作用がありますが、
しかしその作用によって、どの程度の効果があるのかは、
実感しにくいです。
建物は、基本的に断熱材が使われているという事もあり、
断熱塗料を使っても、大きな効果が表れるわけではありません。
また、効果があっても、比較する事ができないので、
効果を実感できない場合があります。

3.施工が難しい
断熱塗料は、通常の塗料とは違い、特殊な成分が使われていますし、
乾燥時間が長くなる場合があります。
断熱塗料は、マニュアルに従って適切に使わないと、
本来の性能が発揮できない可能性があります。
ですので、断熱塗料は、施工が難しいです。
冬に外壁塗装をする場合

地域によっては冬は外壁塗装が出来ない
外壁塗装は、適さない環境があります。
その1つが気温5℃以下です。
5℃以下だと、塗料が固まるまでに時間がかかりますし、
またその気温だと結露しやすいのですが、
外壁が結露した状態では、塗装ができません。
話は戻りますが、冬だと気温が5℃以下になる地域があります。
それは、だいたい東北・北海道です。
ですので、冬の東北・北海道の地域は、
外壁塗装に適していません。

冬に外壁塗装をするメリット

1.台風が来ない
台風は主に夏に来ますが、冬はほとんど来ません。
台風が来ると、外壁塗装の工事ができません。
ですので、工期が長引く事になります。
また、台風が来ると、強風により足場が倒壊する危険性があります。

2.工事がスケジュール通りになりやすい
台風が来ると、外壁塗装の工事ができませんが、
冬は台風がほとんど来ないので、
台風によって工期が長引く事が、ほとんどありません。
また、外壁塗装は雨が降っていると、
塗装の工事ができませんが、
冬は比較的降水量が少ない季節です。
ですので、冬は外壁塗装の工事がスケジュール通りになりやすいです。

3.費用が安くなる場合がある
冬は外壁塗装の閑散期です。
ですので、冬は業者は工事数を確保するために、
キャンペーン価格を設定したり、割引する場合が多いです。

4.冬の外壁塗装は比較的過ごしやすい
外壁塗装のペイントをする工程の前に、窓を養生しますが、
冬だと気温が低いので、窓を開ける必要がなく、
養生により窓を開けられなくても、
あまり困りません。
また、隣の家も冬は窓を閉めている場合が多いですし、
塗料の匂いが室内にあまり入って来ないので、
比較的過ごしやすくなります。

冬に外壁塗装をするデメリット

1.工期が長くなる
冬は気温が低くなりますが、
低くなりすぎて、気温が5℃以下になると、
基本的に塗装を行うことができません。
塗装を行うことができないと、
工期が長くなります。
また、冬は気温が低くなるので、
塗料の乾燥時間が長くなる傾向があります。
塗料の乾燥時間が長くなると、
その分工期が長くなります。
また、冬は日没が早いので、
1日の作業時間が短くなります。
この事からも、冬は工期が長くなりやすいです。

2.暖房が使えなくなる場合がある
外壁塗装の工事中は、エアコンの室外機が外されたり、
養生される場合があります。
こうなると、エアコンは使えないという事になりますが、
冬にエアコンが使えないと、エアコン以外の暖房器具がない家庭にとっては、
困る事になります。
DIYで外壁塗装はできるの?

DIYで外壁塗装はできるの?
DIYは、do it yourselfの訳なので、
自分自身でやるという意味になります。
ですので、外壁塗装をDIYでやるのは、
普通は無理です。
なぜかというと、外壁塗装をするためには、
基本的に足場を組む必要がありますが、
そのためには業者に依頼しないといけないからです。
業者に依頼するという事は、
自分自身でやっていないので、
DIYに当てはまらないと思います。
しかし、1階建ての家や、屋根を使って2階部分の外壁を塗装できるような家などでは、
足場がなくても、DIYが可能です。

DIYの外壁塗装がおすすめできない理由

1.塗料を塗るのが難しい
塗料を塗る場合は、ムラなく塗らないといけませんし、
乾燥する前に塗り終わらないといけません。
塗料を塗る事に慣れている方以外の場合は、
塗料を塗るのは難しいと思います。

2.時間がかかる
外壁塗装の工程には、高圧洗浄、養生、補修、塗料を塗るなどがありますが、
それらを1人で行うと、かなりの期間がかかります。
業者に頼むと、だいたい2週間以内に終わりますが、
社会人が土日のみ1人でやるとなると、2ヶ月以上かかると思われます。

DIYの外壁塗装をするメリット

1.費用が安くなる
平均的な戸建ての建物での外壁塗装にかかる費用は、
だいた100万円くらいですが、
DIYで外壁塗装をする場合は、
50万円くらいです。
足場を組むのに業者に依頼すると15万円くらいで、塗料代が25万円くらいで、
その他で10万円くらいです。
ですので、DIYで外壁塗装をすると、
費用が半分くらいになります。

2.業者探しの手間が省ける
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が存在していますし、 業者によって、価格にかなり差が付く場合があるので、 外壁塗装の業者選びは、しっかり行わないといけないのですが、 DIYの場合は、業者選びをしないで済むので、 業者探しの手間が省けます。

DIYの外壁塗装をするデメリット

1.塗装が難しい
素人が塗料を扱うのは、難しいですし、
塗装をする場合も、ムラなく塗るのは難しいです。
ですので、綺麗な仕上がりにならない可能性が高いです。

2.期間が長くなる
社会人が1人で土日のみに外壁塗装を行うと、
2ヶ月以上かかると思われます。
業者に頼んだ場合は、工事に関しては7日から10日くらいなので、
業者に頼む場合よりも、かなり期間が長くなる事になります。

3.耐久性が弱くなる
塗料の耐久性は、適切に塗った場合に発揮されますが、
素人が間違った塗り方をした場合は、塗料の本来の機能が発揮されないので、
耐久性が下がることになります。
また、塗装をする前の補修を適切に行わないと、
耐久性が下がりますが、素人はしっかりと補修するのは難しいので、
その点からも耐久性が下がります。

4.専門的な知識が必要になる
外壁塗装に使われる塗料の種類は色々あるので、
塗料を選ぶためには、塗料に関する知識が必要です。
また、塗料の塗るためには、塗り方の知識が必要になりますし、
養生をするための知識も必要です。
また、補修の仕方についても知っている必要があります。

5.失敗する可能性がある
DIYの外壁塗装は、難易度が高いので、
失敗する可能性があります。
DIYの外壁塗装は、業者に頼む場合よりも費用が安くはなりますが、
それでも50万円くらいかかるので、
DIYの外壁塗装を失敗してしまうと、
かなり高額の金額を無駄にすることになります。

6.危険
2階部分の塗装を行う場合は、高いので転落する危険性があります。
外壁塗装の工事中に、転落する事故は多いです。
素人は、特に気を付ける必要があります。
また、作業中はヘルメットをかぶりましょう。

自分で外壁塗装をする場合に必要なもの
足場を組む作業以外に関しては、 高圧洗浄機、塗料、養生シート、コーキング材、 ローラー、ハケ、バケツ、ブラシなどが必要です。

DIYの外壁塗装の工程
DIYの外壁塗装の工程は、
業者に依頼する場合と、あまり変わらないので、
高圧洗浄、補修、養生、塗料を塗るという流れになります。
ただ、DIYの場合は、材料や道具を自分で用意する必要があるので、
事前に材料や道具を買う必要がありますし、
また、外壁塗装に関する知識を得る期間も必要となります。

DIYの外壁塗装を成功させるポイント

1.洗浄をしっかり行う
高圧洗浄機を使って、外壁をしっかり洗浄することが重要です。
しっかりと洗浄ができれば、塗料を塗った時に密着度が上がるので、
塗料の本来の機能を発揮することができます。

2.しっかりと養生をする
養生をすることで、綺麗な仕上がりになりますし、 周りが汚れるのを防ぐことができるので、 手を抜かずに、しっかりと養生をすることが大切です。

3.塗料は上から塗る
塗料を塗る時は、基本的に上から塗っていきます。

足場を組まずに外壁塗装はできるのか?
高所作業台を使って外壁塗装をするという方法はあり得ます。
高所作業台を使えば、2階部分の外壁も塗装が可能です。
しかし、高所作業台は倒れる危険性があります。
また、しっかりしたものだと、10万円以上とかなり高額です。
また、脚立やはしごを使って外壁塗装をする方法もあり得ます。
しかし、この場合はペンキの入った容器を置く場所がないので、
ローラーで塗るたびに、はしごを降りてペンキの入った容器にローラーを付けないといけないので、
余計な手間がかかると思われます。